「秒速5センチメートル」の新海誠が1999年に手がけた自主制作アニメーション「彼女と彼女の猫 Their standing points」を、新たな制作陣で甦らせた作品。就職活動や人間関係に悩みながらも前進する一人暮らしの女性の姿を、彼女の飼い猫の視点から描き出す。アニメーション制作はライデンフィルム京都スタジオ。「氷菓」「日常」などの演出を務めた坂本一也が監督を手がけ、脚本を小説版『彼女と彼女の...猫』の永川成基、キャラクターデザインを「ブラック・ブレット BLACK BULLET[黒い銃弾]」の海島千本が手がける。全4話構成のショートシリーズとして、TOKYO MXおよびBS11のショートアニメ枠「ULTRA SUPER ANIME TIME」内で放送。後に、新規カットを加えて一本化した「完全版」がBlu-rayとDVDに収録され、2016年5月に劇場でも限定上映された。 短大の卒業を控え、日々就職活動に追われている一人暮らしの彼女。そんな彼女の飼い猫である“僕”は、ひたむきに頑張る彼女に寄り添い、ささやかながら安らぎの時間を分かち合っている。様々なことに悩み、傷つき、挫けそうになっても、いつも凛とした姿で扉を開け外の世界へと踏み出していく彼女。“僕”はそんな彼女のことが大好きで、いつまでも見守り続けたいと思っていた。
短大の卒業を控え、日々就職活動に追われている一人暮らしの彼女。そんな彼女の飼い猫である“僕”は、ひたむきに頑張る彼女に寄り添い、ささやかながら安らぎの時間を分かち合っている。様々なことに悩み、傷つき、挫けそうになっても、いつも凛とした姿で扉を開け外の世界へと踏み出していく彼女。“僕”はそんな彼女のことが大好きで、いつまでも見守り続けたいと思っていた。