サイコキラーの心理に、自らのそれをシンクロさせて事件を解決するFBI捜査官ウイル・グラハム(ピーターゼン)。その捜査方法は、自己を崩壊させかねない危険なものだった。家族とマイアミで静かに暮らす彼に、FBIから出動要請が。普通の捜査官の手に負えないシリアルキラーが現れたのだ。トマス・ハリスの原作『レッド・ドラゴン』をスタイリッシュな演出で定評のあるマンが映画化。原作には及ばぬまでも、なかなかシャープ...な出来映え。「羊たちの沈黙」のハニバル・“カニバル”・レクターはこの作品で登場。因に、この捜査方法のアイディアはマン製作のTVシリーズ「マイアミ・バイス」の「真夜中のサイコキラーを追え!!」(Shadow in the Dark))の回にも使われている。「羊たちの沈黙」のヒットの後、再発売されたビデオは改題となった。