■幼い頃から音楽教育を受けピアノを学ぶ。一家がピサに移住するとそこの高校、大学へ通い、法律を専攻した。48年にロベルト・ロッセリーニの「戦火のかなた」を弟パオロと見て、兄弟で映画製作を志すようになる。大学を中退し、ローマでドキュメンタリー映画の仕事をしつつ、ヴァレンティーノ・オルシーニと共同監督作品を何本か発表。67年より兄弟だけで長編劇映画を監督しはじめ、77年の「父/パードレ・パドローネ」がカンヌ映画祭でグランプリを受賞。他に「サン★ロレンツォの夜」、「グッドモーニング・バビロン!」、「フィオリーレ/花月の伝説」などがある。兄弟でカット数の半分ずつを演出するという独特の方法が特徴。