■本名はRaul Rafael Carlos Juliay Arcelay。レストラン経営を営む両親の下に生まれる。小学一年の時に学芸会で悪魔を演じ、これがきっかけとなって演劇の世界に憧れを抱くようになる。プエルトリコ大学で歴史を学びながら地元劇団に入団。卒業後、NYへ渡り本格的に役者を志す。オフ・ブロードウェイで経験を積み、ジョセフ・バップ主宰のニューヨーク・シェイクスピア・シアターでスペイン語版「マクベス」のオーディションに合格したことで彼との交友が始まり、70年代にはブロードウェイを代表する役者に成長(この時期メリル・ストリープとも共演。彼女と共に同劇団の理事も務めている)。映画では85年...の「蜘蛛女のキス」で注目を受け、「モーニングアフター」や「推定無罪」など、メジャー作品にの出演するようになった。91年の「アダムス・ファミリー」とその続編ではアダムス家の主人、ゴメスに扮してコメディ路線で新境地も開いた。65年に結婚していたが76年に再婚。二人の父でもあったが「闇に抱かれて」の完成直後の94年、ガンと脳卒中の併発から急死した。