■本名はAlida Maria Altenburger。14歳でローマの実験映画センターに学び、35年にデビューを飾るがその直後に戦争が勃発。ムッソリーニ政権下のプロパガンダ的作品にかなりの抵抗を感じて出演を断ったこともあるという。戦後はセルズニックと契約し、47年の「パラダイン夫人の恋」でアメリカ映画デビュー。49年の「第三の男」でハリーの恋人(並木道を歩く、あの有名なラストシーン!)で一躍名が知られるようになる。代表作には「夏の嵐」(54)、「かくも長き不在」(60)、「暗殺のオペラ」(69)、「サスペリア」(77)などがある。54年には大スキャンダル、“甘い生活”事件にまきこまれ、3年間映...画に出演出来なかったことも。44年、ピアニストと結婚し二児を産むが後に離婚した。06年4月にローマの自宅で死亡。