■本名はMary Elizabeth Spacek。17歳の時、従兄の俳優リップ・トーンをたよりにニューヨークに渡りアクターズ・スタジオにて演技を学ぶ。71年、「ブラック・エース」で映画デビュー。73年、後にカルト的な伝説を生むテレンス・マリック監督「地獄の逃避行」に主演。76年、デ・パルマ監督によるホラー「キャリー」にて、当時26歳だったにもかかわらず17歳の超能力少女を見事に演じアカデミー主演女優賞にノミネート。年齢不詳のファニーフェイスが注目を集める。以後は地味ではあるが確実な演技力で評価を高め、80年、「歌え!ロレッタ愛のために」でアカデミー主演女優賞を受賞。以後、82年「ミッシング」、...84年、「ザ・リバー」、86年、「ロンリー・ハート」でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。夫、ジャック・フィスクとは、「ファントム・オブ・パラダイス」の美術スタッフとして参加した時に知り合い74年に結婚。82年には娘が生まれ、その子はシュイラー・フィスクとして女優になった。