■レバノン系の家庭に生まれ、14歳の頃にTV「Rina(原題)」で俳優デビュー。1983年の「Choices of the Heart(原題)」でアメリカに進出した。「Sexo, pudor y lagrimas(原題)」(99)の大ヒットが飛躍のきっかけとなり、2001年、ペネロペ・クルス、ガエル・ガルシア・ベルナル共演の「ウェルカム!ヘヴン」に出演。08年には、スティーヴン・ソダーバーグ監督作の「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳 別れの手紙」でフィデル・カストロ役に抜擢される。また、アメリカShowtimeのTVシリーズ「Weeds ~ママの秘密」にゲスト出演し、裏の顔を持つメキシコの市長...を演じた。11年、「明日を継ぐために」でアカデミー賞主演男優賞ノミネートを果たし、メキシコを代表する国際派俳優のひとりとして一気にその名が広まることとなった。弟のブルーノ・ビチルも俳優として活躍している。