■本名はCalogero Lorenzo Palminteri。イタリア系移民の子。オフ・ブロードウェイの舞台に上がるが芽が出ず、86年LAに渡ってTVに出演するようになる。しかし“大役を得るには自らが創造するしかない”と気づき、自伝的な一人舞台劇“A BRONX TALE”を書き上げてこれを上演。瞬く間に評判を呼んで脚本賞と男優賞で幾つかの演劇賞を受賞。88年のNY公演は連日札止めとなって高い評価を得た。これをデ・ニーロが気に入り、自らを主演にする事を条件に映画用に脚色。そしてデ・ニーロ初監督作として「ブロンクス物語/愛につつまれた街」が誕生したのだった。これでパルミンテリは一躍映画界でも注目...を受け、更にこの舞台を見たウディ・アレンに認められて「ブロードウェイと銃弾」に出演。アカデミー助演賞候補になってインディペンデント・スピリット賞の助演賞を受賞する。自作自演の2作目“Faithful”も映画化されるなど劇作家としての才能も開花させた。近年は「悪魔のような女」で二大女優相手に堂々とした演技が印象に新しい。96年に息子が生まれた。